「もっと自然のある広いところで子育てがしてみたい。」そんな家内の希望で、東京で暮らしていた僕たち家族が故郷の高知へUターンして来たのは、僕が三十七歳の春のことでした。 当時、一緒に引っ越してきた東京育ちの家内の母は、まだ畑で野菜が作られていた幼い頃の東京の風景を思い浮かべるかのように、「高知の野菜は太陽の味がするのよね。」と言いながら、農家直売の良心市や僕の父が作ったお気に入りのトマトを毎日欠かさず好んで食べたものでした。 あれから、東京生まれの家内はすっかり田舎の生活にも慣れて、高知の新鮮な魚や太陽の味のする野菜を日常的に食べられる幸せや贅沢を味わい続けています。 人生の後半も半ば、地方に暮らす日々の中で、食の安心・安全や国内の食料自給率不足の問題など、地域と農業の重要な役割に気づくことになりました。それ以来、ベテラン専業農家である親類の指導を仰ぎつつ、農業大学に学び、にんにく作りに励んできました。 都会に住んでいる頃は、「元気な故郷であってほしい。」といつも願っていました。高知に暮らす今は、「いつまでも元気な故郷であり続けたい!。」 と思っています。それには、農業が元気であることが一番だと考えています。 このホームページには、四季を通して自然と関わる農業の楽しさや地域の食文化がいっぱい詰まっています。ぜひ、あなたも「太陽の鼓動が聞こえる農作物」の感動を味わってください。
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